千客万来ー22章
お父さんとお母さんのお友達が、
いっぱい私に会いに来てくれる。
トワちゃん可愛いとか、
トワちゃんいい子だねぇ〜、
、と言われるのが大好きだ。
尻尾を思いっきりフリフリし、
飛びかかったり、
お顔をペロペロしたり、
お庭で遊んでもらったりする。
愛想を振りまきすぎて、
帰った後はグタァ〜となっちゃうけど、
みんなに逢えるのはとっても楽しい。
私が褒められると、
お父さんとお母さんもデレデレになる。
それを見るのがもっと嬉しい。
リンリンリ〜ン
電話が鳴るとお友達が来る合図だ。
お友達はみんな、我が家に呼び鈴がないのを知っている。
だから必ず「あと◯分で着きます」と電話をしてくる。
この繰り返しが何回も続いたことで
私は自然とコレが身についてしまった。
『電話が鳴る=お友達が来る』
まさに条件反射というやつだ。
電話が鳴るたびに門まで猛ダッシュする。
でもほとんどが空振りだ。
わかっていても条件反射は止められない!!
つづく