お食事ルーティンー24章
「ドックフード食べてくれたらどんなにラクか」
、とぼやきながらも
お父さんは毎日3時半になるとお湯を沸かす。
チキンを一口大に切り、
お湯の中に入れ、
アクを取り除き、
火が通ったらザルにあげて人肌に冷ます。
拾い食いはダメ、と躾けられた私。
お皿にお顔を入れて食べることはしない。
手からしか食べない。
毎週金曜日は生卵の日だ。
白身は美味しくないから、黄身だけにしてもらってる。
毛並みのツヤ出しにオリーブオイルを垂らしてもらう。
お父さんはこの作業を毎日、毎日続けている。
お父さんがお留守の時は、お母さんがこれをやる。
お父さんには内緒だけど、
お母さんが作ったボイルドチキンの方が、
火の通り具合が絶妙で、
お父さんが作るより格段にオイシイ。
食事の最後のルーティンは、
お外のホースから直接、新鮮で冷たいお水を飲む。
これでその日のお食事は終わり、ではない。
お父さんとお母さんのお食事の時には、
一緒に食卓に座り、
大好物のチキンジャーキーのデザートを食べる。
つづく